泣くことをおそれずに
泣くことは
悲しみにあふれたあなたのこころを解き放つ
〜ホピ族
ネイティブ・アメリカン
水の季節ですね
アーユルヴェーダのドーシャで
カパ(水)とヴァータ(風)をもつわたしは
この季節が好きです
水の本質は、流れること
雨のしずくが川となり、川が流れて海へ注ぐ
海にもダイナミックな満ち引きと潮の流れがあります
人間の知性(思考)は
一点にとどまって考え抜こうとする性質があるので
すごく疲れますね
ときどき水に身体をひたして
流れにすべてをゆだねて
全細胞をチューニングしないと
心身のバランスを崩してしまいますね
流れない水はよどみ、にごり、くさります
わたしたちのエネルギーも流れないと
とどこおって
やがてコンクリートのように固くなって
抵抗
拒絶
盲目的な頑迷さ
そんなふうに重たくなってしまいます
悩んでる真っただ中
思考でぐるぐる考えてるときは
必死になって自己正当化をはかったり
自分に都合いいように理屈を立てたり
意地をはって何かに抵抗してるんですけど
ふとした拍子にその苦しさを
素直に受けいれたとき
思考は止まって涙があふれだす瞬間
ありますよね
あのとき
何が起きてるんでしょうか…
思考という固いよろいを
エネルギーのようなものが突き破っていく感じ
そのエネルギーは<涙という形態>をとって
思考に対し、<おまえはもういいよ>といって黙らせ
知性を超えて
重たいものをただただ流し去ってゆきます
泣くことをおそれずに
思いっきり涙を流すと
心が水晶のように澄み渡って
心の状態は一変するから不思議
驚異的な<涙の浄化力>
ありがたいことに
カパ体質の私は泣くことは得意で
小さい頃は
目の内側に湖があるんじゃないか?
と言われるくらいの泣き虫でした
あなたが最後に涙を流したのは
いつですか?
わたしたちの体のなかに、確かに存在する
<水の流れ>
<エネルギーの流れ>
その流れを不自然にせき止めずに
この生き生きとしたパワフルな流れに
気づけるように
心を研ぎ澄ませていきたいですね
最後まで読んでくださり
ありがとうございました
Comments